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フレッツ光を解約金なしで解約する方法


今回は、意外とネット上にまとまった情報が落ちてないフレッツ光の解約方法と解約する方法を解説していきます。

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突然の転勤や海外赴任による引越し、モバイルWiFiルーターを見てほしくなったとか、いろいろな理由でフレッツ光を解約したいと思うことがあります。
私はインターネット回線はWiMAXを使っているのですが、以前はフレッツ光とWiMAXを使っていて、フレッツ光いらないなと思い、節約のために解約してWiMAXのみにしています。
最近だと、スマホのデザリングで十分という方が増えてきて、節約のために家の固定回線を解約する方が増えています。

そんな方に、解約方法と、解約時にかかる解約金をいかに最低限にするかを、今回はご紹介していきます。

■フレッツ光の代わりにモバイルWiFiルーターを検討する方はこちらで失敗しない選び方を詳細に解説しています。

フレッツ光の解約方法

では、早速フレッツ光の解約方法の解説をしていきましょう。
フレッツ光の解約の大きな流れは、以下の3ステップです。

  1. プロバイダを解約する
  2. NTTを解約する
  3. 撤去工事、もしくは解約キットをNTTに返送する

意外と知られていないのですが、フレッツ光を完全に解約するためには、回線のNTTと契約しているプロバイダどちらも解約する必要があるので、注意が必要です。
つまり、このあと詳しく解説していきますが、たとえば、ソネット光と契約している方は、ソネットとNTTの両方をの解約手続きが必要になってきます。
これは、どのプロバイダーと契約していても、全員NTTとプロバイダーの両方に解約の手続きが必要です。

では、順番に方法を解説していきます。

1.プロバイダの解約する

プロバイダの解約は、各プロバイダともに、電話で解約手続きを行います。
WEBしか受け付けていない場合もあるので、その場合は、以下の解約ページから解約します。

プロバイダ 解約の電話受付 解約ページ
OCN 0120-506-506 こちら
ヤフーBB 0800-1111-820 こちら
ASAHIネット  – こちら
ニフティ  – こちら
Biglobe 0120-860-962 こちら
ぷらら 050-7560-0033 こちら
So-net  – こちら
DTI  – こちら

プロバイダ解約の際に、注意していただきたい点が、

  • 必ずプロバイダ→NTTの順に解約をする
  • プロバイダの解約を忘れない
  • メールアドレス

の3点です。
順番に解説していきます。

まず、解約の順番ですが、必ずプロバイダを先に解約し、そのあとNTTを解約するようにしてください。
プロバイダによってはWebでしか解約手続きができない場合があります。
そのようなプロバイダでは、ネットがつながっているうちに、Web経由で解約手続きを行う必要があるためです。

次に、プロバイダーの解約を忘れないようにしましょう。
というのは、大体のプロバイダーでも、ネットの名前はNTTと同じフレッツ光だったりします。
なので、たとえば、プロバイダーはソネットと契約しているにもかかわらず、NTTと解約すればそれで終わりという勘違いをしてしまいがちです。
そうすると、たしかにNTTの解約が終わるとネットはとまるので、プロバイダーとの契約を解約せずに忘れるケースがあります。
そうなったら、月々のプロバイダ料を気づくまで半永遠に払い続けるというばかばかしい事態となります。
私の周りでは以外とこのパターンが多く、みなさんも注意されることをお勧めします。
その意味でも、プロバイダーの解約をまずしてから、NTTの解約をするようにしましょう。

最後は、メールアドレスです。
これは言わずもがなですが、gmailやhotmailなどのフリーメールならプロバイダを解約しても使えますが、プロバイダのメールはメールアドレスが解約後は使えなくなります。
継続してプロバイダのメールアドレスを使いたい場合は、以下の月々100~300円程度のプランを契約してメールアドレスを残す方法があります。
その場合では、ヤフーBBのように、不可能なプロバイダもありますので注意しましょう。

OCN 262.5円/月(バリュープラン)
ヤフーBB 解約後メールを残すことは不可
ASAHIネット 315円/月(メール・ブログコース)
ニフティ 262円/月(ダイヤルアッププラン)
BIGLOBE 210円/月(ベーシックコース)
ぷらら 0円/月(ぷららライト)
So-net 105円/月(接続従量コース)
DTI 210円/月(Ubicプラン)

以上で、はじめのステップのプロバイダーとの契約の解約手続きとなります。
次は、NTTとの解約です。
繰り返しますが、プロバイダーとの契約を解約したあとに、NTTとの契約を解約してください。

2.NTTの解約する

プロバイダーとの解約の次は、NTTとの解約です。
こちらは、とくに注意することもなく、淡々と電話で行います。

具体的な方法は、

  1. 請求書に記載してある「お客様番号」または申し込み時に登録した電話番号を用意
  2. 電話番号は、「0120-116-116」に電話
  3. 電話が繋がると自動音声が流れるので、「3」を押す
  4. オペレーターに繋がるので、解約の旨と必要情報を伝える

だけです。

「0120-116-116」の受付時間は午前9時〜午後5時で、年中無休となっています。
解約の窓口だけあって、なかなかつながらずいらいらしますが、フレッツ光ともこれが最後なので、気長に待ってください。
ほかに逃げ道はありません。

解約月の月額料金は、日割りになるので、月内のいつ解約しても損はしません。
ただ、解約日以降、ネットが使えなくなるので、解約日をいつにするかは事前に決めておくように注意しましょう。
電話でその場で解約日を決めて、あとでしまった!!と思ったなんてこと、よくある話です。

3.撤去工事、もしくは解約キットをNTTに返送する

撤去工事や解約キットについてはは、NTTに解約の連絡をした時に、案内がありますので、その指示に従ってください。

  • 撤去工事の場合→立会日時を決めて、工事の立ち会いをして完了
  • 解約キットの返送の場合→NTTから箱が届くので、案内に従い機器を返送して完了

特に、めんどうなことも費用も発生しないので、この手続きは安心してください。

フレッツ光の解約金

よくスマホで「2年縛り」というのを聞きますよね。
2年間の間に解約したら、違約金が発生する代わりに、2年間の割引を受けられるというものです。

もちろん、固定回線であるフレッツ光にも、そのような「~年縛り」というものがあります。
契約時に、NTT側やプロバイダ側の各種の割引を受ける契約をしている場合、フレッツ光を解約する際にも解約金がかかってきます。

解約金についても、ケースによっては、プロバイダ、NTTそれぞれに支払わなければいけません。
プロバイダ側の解約金とNTT側の解約金を順番に見ていきましょう。

プロバイダ側の解約金

プロバイダは、最低利用期間内に解約すると、以下の解約金が発生します。

プロバイダ 最低利用期間 違約金
OCN 24ヶ月 5,000円
ヤフーBB 24ヶ月 5,000円
ASAHIネット 12ヶ月 2,000円
ニフティ 戸建て:24ヶ月
マンション:なし
 戸建て:3,000円
マンション:なし
BIGLOBE 24ヶ月(なが割適用時) 5,000円
ぷらら なし なし
So-net なし なし
DTI  なし なし

こちらは、プロバイダー側の解約金なので、そんなに高くないですが、問題はこの次nNTTの解約金です。

NTT側の解約金

NTT側の解約金は、月額料金の割引(にねん割など)や初期工事費の割引の適用を受ける契約をしている方は発生します。
光回線の何年も前にした契約のないようなんか覚えてないよという方が多いかもしれませんが、ほとんどの方がこの月額料金の割引や初期工事費の割引を受けているので、基本的には解約金が発生すると思ったほうがよいかと思います。
NTT側の解約金は、スマホの2年縛りと同様に、更新月以外で解約すると利用期間に応じて解約金が発生する仕組みです。

では、月額料金の割引による解約金と、初期工事費割引による解約金のそれぞれを見ていきましょう。
ややこしいことに、NTT西日本とNTT東日本でことなりますので、お住まいの地域によって解約金がことなってきます。

【月額料金の割引】

まず、月額料金の割引による解約金です。
NTT東日本とNTT西日本で、それぞれ以下のようになっています。

キャン
ペーン名
契約更新月 解約金
NTT
東日本
にねん割 利用開始月から2年目解約月なし。
2年以降は、2年ごとに契約更新
契約更新月以外の解約は、
9,500円
NTT
西日本
どーんと割&
光もっと
もっと割
利用開始月から
2年目、5年目、8年目
は解約金なし
1年目→10,000円
1年1ヶ月〜23ヶ月→5,000円
3年目→30,000円
4年目→20,000円
4年1ヶ月〜59ヶ月→10,000円
6年目→30,000円
7年目→20,000円
7年1ヶ月〜95ヶ月→10,000円
9年目以降→10,000円

NTT東日本はまだ比較的小さい額なのでいいですが、NTT西日本は契約更新月に解約したいところです。
たまたま3年目、6年目の3万円にあたったら、少し大きい出費になってしまいますね。
実は、この点は非常の評判が悪く、ネット上でもたたかれまくっているので、これ以上どうしようもありません。
いったん我慢して解約して、不満は契約を解約したあとに、どこかの掲示板でがんがん書いておきましょう(笑)

【初期工事費割引】

次は、初期工事費割引による解約金です。
こちらもNTT東日本と、NTT西日本で解約金がことなります。

最低利用期間 解約金
NTT
東日本
2年半 ・戸建て:18,000円
・マンション:15,000円
を2年半(30ヶ月)で分割して支払っているが、2年半以内に解約した場合、 の残りの工事費のを払う必要
NTT
西日本
2年 【15ヶ月以内解約】
戸建て:19,000〜20,000円
マンション:5,500円もしくは20,000円
【16ヶ月〜24ヶ月以内に解約】
戸建て:10,000円
マンション:3,000円もしくは10,000円※フレッツ光の契約タイプによる

ちなみに、このNTT側の解約金がやっかいなのは、更新月まで待って、解約しようとおもっても、月額料金の割引の更新月と、初期工事費割引の満了月をぴったり合わせるのが難しいという点です。
なので、なかなか解約金なしで解約するのが難しいのです。
月額料金の割引と初期工事費割引の更新月を合わせようとすると、以下のようになります。

■NTT東日本の場合

NTT東日本の場合、

  • 月額料金の割引は2年ごとに更新
  • 初期工事費の割引は最低2年半ごとに更新

と、月額料金と初期工事で更新タイミングがずれています。
あえて、このタイミングを合わせるとすると、4年目のタイミングであれば解約金なしで解約できることになります。

■NTT西日本の場合

NTT西日本の場合は、初期工事費割引の解約金を取られないようにするには、最低2年フレッツ光の継続利用が必要なので、2年目以降なら解約金がかかりません。
ところが、月額料金の割引による解約金は、3年目〜4年目には発生しているため、5年目のタイミングであれば解約金となります。
つまり、NTT西日本の場合、初期工事費割引と月額料金割引の両方の解約金をかからないようにするには、5年目以降に解約しないといけないことになります。

解約金なしで解約する方法

割引キャンペーンを利用している場合、NTT東日本であれば4年目のタイミング、NTT西日本であれば5年目のタイミングまで、待たないと解約金なしで解約することが出来ません。
しかも、NTT西日本の場合だと、5年目で解約した場合でも、プロバイダの解約金が発生する場合があります。
4年も5年も、更新月を覚えているのは難しく、更新月に解約しても解約金が完全にゼロにならないという例外もあるので、別の方法を探してみました。

フレッツ光が未提供のエリアや海外に移転

以下のどちらかのパターンで引っ越しの場合、一部または全ての解約金が免除されます。

  • NTT東日本から、NTT西日本または海外に引っ越す
  • NTT西日本から、NTT東日本または海外に引っ越す

NTT東日本は、NTT西日本や海外でサービスを提供できず、NTT西日本はNTT東日本や海外でサービスを提供できないため、引っ越す方に不便をかけるということで、解約金がかからない仕組みになっています。

移転元 移転先  解約金 条件
NTT
東日本
NTT西日本、
または海外
・「初期工事割引」の違約金→残額を一括支払い
・「にねん割」の違約金→0円
海外ビザや
賃貸契約書
をFAXする
NTT
西日本
NTT東日本、
または海外
・「初期工事割引」の違約金→0円
・「どーんと割&光もっともっと割」の違約金→0円
フレッツ光を
6ヶ月以上
利用が必要

NTT東日本は、引っ越し先の確認を確認するため、海外ビザや賃貸契約書を求めてきますが、NTT西日本の場合、引っ越し先の確認はなく自己申告です。
NTT西日本で、フレッツ光を6ヶ月以上利用されている方であれば、解約理由を「関東に引っ越すことになった」ということにすると、解約金が全額免除されます。

引っ越しの申請をする前に、以下で引越し先のエリアが、サービス非対象エリアかどうか見ておきましょう。
郵便番号と住所を打ち込むと、対象エリアかどうかがすぐに出てきます。

NTT東日本の対象エリア→こちら
NTT西日本の対象エリア→こちら

フレッツ光を使っている住所に移転

フレッツ光の解約連絡先「0120-116-116」に電話して、フレッツ光の解約の理由を聞かれた際に、引っ越すことになった旨を伝えると、移転先を聞かれます。
その際に、例えば、実家や友達の家がフレッツ光を引いていて、その家に引っ越すというようなフレッツ光をすでに使っている住所に引っ越すケースでは、「重複契約」として解約金が免除されます。

実は、これ、ネット上でいろいろ物議をかましているやり方なんです。
だって、引越しなんて、実態わからないじゃないですか。
引越しの定義を住民票の移転とするなら、住民票の移転なんて無料で何回でもできるので、いったん住民票を家族や友達の家に移させてもらって、しばらくたってまた新しい住所に移せば、解約時点ではフレッツ光をすでに使っている住所で重複契約の定義にはあてはまります。
この方法が認められているのかはわかりませんし、おススメはしませんので、あとは自己責任でお願いします。

他社に乗り換えてキャッシュバックを受ける

次は、解約金なしで解約では厳密にはないのですが、乗り換え先のキャッシュバックで解約金を帳消しにする方法です。

フレッツ光を他社の回線に乗り換えると、キャッシュバックを受けれたり、工事費用を支払ってくれたりできるので、上記で説明してきた解約金と同等のお金がもらえたり、割引が受けられます。
そうすると、更新の時期なんてことを気にしないで、乗り換え先のキャッシュバックが十分に解約金を支払えるだけもらえるかだけを気にしておけば、損をしません。

時期によってキャッシュバック額は変動しますが、一般的にキャッシュバック額が多いことで人気の光回線のプロバイダーを、以下にいくつか紹介しておきます。
どのプロバイダもいろんなサイトでキャッシュバック額が多いプロバイダーとして紹介されているものなので、ここでは紹介は省きます。

おすすめのプロバイダ キャッシュバック
レジェンド 最大75,000円
ネットナビ 最大50,000円
NNコミュニケーションズ 最大40,000円
So-net(ソネット) 最大40,000円

この中で、特に人気のあるのはSo-net(ソネット)です。
割とキャッシュバックの多いプロバイダーはマイナーな小さいプロバイダなのですが、ソネットはソニーのグループ会社で信頼性も高いですね。
キャッシュバックが高額かつ信頼できるプロバイダーを選ぶとすると、So-net(ソネット)が今は一番おススメです。

【モバイルWiFiルーターに乗り換えるなら】
ちなみに、もう光回線はこりごりな方や、外でもインターネットをする方は、モバイルWiFiルーターに乗り換えることを検討されているかと思います。そのような方でも、モバイルWiFiルーターもキャッシュバックが高額なプロバイダーはあります。こちらにモバイルWiFiルーターの選び方をまとめておきましたので、ご参考にしてみてください。

■一番キャッシュバック額が大きくて人気のGMOとくとくBBはこちら

まとめ

フレッツ光の解約方法と解約金の免除について解説してきました。
個人的な意見なのですが、固定回線の料金契約の体系が複雑すぎて、一般の人にわかりにくすぎると思います。
ひとつはプロバイダ側が少しでもわかりにくくお金をユーザーからむしりとってやろうという魂胆なのでしょうが、だとするとユーザー側も複雑なシステムの中で抜け穴を探すことができるはずです。
今回は、引越し先の重複契約などグレーなところもご紹介しましたが、このような落とし穴がネットに出回るのは、プロバイダー側が解約金を複雑にしすぎていることにみんな不満に思っているのが原因です。

インターネット回線は道路や水道、電気などと同様のインフラです。
ぜひ、プロバイダーとユーザーの奪い合いではなく、シンプルでユーザーのためになるサービスを心がけてほしいものです。
スマホもそうですが、通信業界の料金体系、契約の複雑さがぜひ改善してくれることを願ってやみません。

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