モバイルWiFiルーターの失敗しない選び方(WiMAX/ポケットWiFiなど)
「モバイルWiFiルーターを購入したいんだけど、ワイマックスとかポケットWiFiとかいろいろあって、どうやって選べばよいのかわからない。」
よくそんな相談を受けるんです。
私はWiMAX(ワイマックス)を使っていて、よく誰かと一緒にカフェとかで仕事するとき、私のワイマックスを見て、こんな相談をされることがあります。
⇒私が使っているモバイルWiFiルーターのワイマックスはこちら
モバイルWiFiルーターは、選び方を間違えると、月額料金が割高だったり、思わぬ通信制限など、取り返しがつかない不満足経験になります。
かくいう私も、何年も前に初めてモバイルWiFiルーターを持ったのは、イー・アクセス(現在のワイモバイル)でしたが、購入後に3日間で1GBを超えると128Kbpsに通信制限をされることを知り、すぐに解約しようとしたけど違約金が掛かるという最悪の経験をしました。
モバイルWiFiルーターを選ぶ際に重要なことは、以下の3つの点をしっかり検討することです。
- 通信キャリア⇒対応エリア、速度制限、スマホとのセット割などがポイント
- 端末⇒通信速度、重さ、大きさ、バッテリーなどがポイント
- プロバイダ選び⇒キャッシュバック、キャンペーン、サポートなどがポイント
これらを順番に、どうモバイルWiFiルーターを選んでいけばよいのか解説していきたいと思います。
Contents
モバイルWiFiルーターとは?
モバイルWiFiルーターとは、文庫本より少し小さいサイズの四角い箱の形をしたもので、自宅でも外出先でもWiFiを飛ばすことのできる電子機器です。
モバイルWiFiルーターは、外出先でパソコン作業をしたり、ニンテンドーDS、PSPなどのゲームで遊ぶのに利用するのに使われます。
容量制限が無制限のものもあり、自宅と外出先どちらも、モバイルWiFiルーター一つで済ませているという方もいらっしゃいます。
モバイルWiFiルーターは、
- Pocket WiFi⇒ワイモバイルの提供する商品名
- WiMAX⇒UQコミュニケーションズの提供する商品
が2大ブランドとなっています。
その他にも、ドコモのモバイルWiFiルーターや、SIMフリーのモバイルWiFiルーターもありますが、モバイルWiFiルーターと言えば、ワイモバイル/UQコミュニケーションズの2社の製品が有名です。
なお、Pocket WiFiは、正式にはワイモバイルの商品名なのですが、実際には、「Pocket WiFi」が「モバイルWiFiルーター」の意味で使われていることもあります。
単に、モバイルWiFiルーター、Pocket WiFi、ポケットWiFi、WiFiルーター、モバイルルーター、ポケファイ、ワイファイとしか説明されていなかったら、WiMAX以外の商品なんだと考えればOKです。
WiMAXのことを説明する際には、WiMAXという商品名を使うのが普通です。
通信キャリアの選び方
それでは本題である、モバイルWiFiルーターの選び方を見ていきましょう。
まずは、通信キャリアの選び方ですね!
モバイルWiFiルーターには、以下の5つの通信キャリアがあります。
このうち、auはUQコミュニケーションズ、ソフトバンクはYmobile(ワイモバイル)と全く同じ端末を同じ月額料金で提供しているので、無視してもOKです。
おそらく、グループ会社とはいえ、auショップでぶるーがちゃむくのUQ WiMAXを、ソフトバンクショップでふてにゃんのYmobile(ワイモバイル)を販売するわけにはブランドの観点でできないのだと思われます。
なので、わざわざ、auショップやソフトバンクショップで販売するように、この2社はブランドを分けて同じものを販売していると思われます。
ですので、選択肢としては、UQ WiMAX、ワイモバイル、docomoの3社となります。
では、3社の通信速度、エリアなどを比較してみましょう!
WiMAX | Ymobile | docomo | |
通信速度 | 最大440Mbps | 最大187.5Mbps | 最大300Mbps |
通信エリア | △ | ○ | ◎ |
速度制限の有無 | ⇒3日間10GB |
なし | |
データ無制限プラン | あり | あり | なし |
制限時の通信速度 | 1Mbps程度 | 1Mbps程度 | 128Kbps |
利用できる回線 | WiMAX, WiMAX2+, au LTE |
AXGP, LTE, 3G |
Xi, FOMA(3G) |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
月額料金 | 4,380円(無制限プラン) | 4,380円(無制限プラン) | 6,200円 |
スマホとのセット割 | ◎ | ◎ | △ |
契約期間 | 2年 | 3年 | 2年 |
では、それぞれの通信キャリアを選ぶ際に重要なポイントは、
- 無制限プラン
- 速度制限時の通信速度
- スマホや光回線とのセット割
- 通信エリア
の4点です。
この4つさえしっかり押さえておけば、あとで対して後悔することはないでしょう。
では、順番に解説していきます。
なお、通信速度という項目がありますが、モバイルWiFiルーターを選ぶ上では、そこまで重要ではありません。300Mbpsや、400Mbpsというのはあくまでまわりに壁もなく、干渉する電波も飛んでいない実験室の中での話で、実際に出る通信速度は、どのモバイルWiFiルーターも20〜40Mbps程度で変らないためです
動画を見たり、オンライゲームをする際でも、2〜3Mbps程度あれば十分なので、モバイルWiFiルーターを選ぶ際には、通信速度についてはあまり気にしなくて大丈夫です。
一番の大きな違いは無制限プラン
通信キャリアを選ぶ際に、最も重視する方が多いのが、この無制限プランの有無です。
つまり、月間のデータ通信量が何GBまで利用できるかということで、無制限プランはその名の通り月間無制限でデータ通信ができるプランです。
スマホの場合、みなさん月々5GBまでとか8GBまでとかという契約をしているかと思います。
そして、その予め契約したデータ量を超えると、128Kbpsに低速化していまいますよね。
動画を見過ぎたとか、LINEで長電話しすぎたとか、Instagramに大量の写真をアップしたとか、いろんな理由でデータ容量を超過した経験をお持ちの方は多いはず。
こちらのページでも1GBあたりで使えるイメージが出ていますが、動画だとたったの125分で1GBを超えてしまいます。
ここまでネットで動画を見たり、ゲームをしたりするのが一般的になってきている現在、ほんとにこの方式はめちゃくちゃ不便です。
ところが、モバイルWiFiルーターだと、この月間のデータ通信量が無制限で使える通信キャリアが存在します。
それが、以下の2つの通信キャリアです。
- UQコミュニケーションズのWiMAX
- ワイモバイルのPocket WiFi
現実的ではありませんが、月100GB使おうが、200GB使おうがOKというデータプランです。
個人的にはワイマックスを使っているのですが、毎月20GB使っています。
毎月20GB使っても、月額3,696円(WiMAXから乗り換えたため少し安いプランなのです!)。
もちろん、月100GBくらい使う方は、光回線を契約した方がよいかと思いますが、私のように月20GB程度まで使う&外で結構仕事などをするという方は、ワイマックスやYmobileを選ぶと間違いなく満足すると思います。
注意するべきは、毎月結構データ使用量を使うのに、無制限プランのないdocomoやソフトバンクのモバイルWiFiルーターを知らずに契約することです。
これは最悪です。
最近ではKindle Unlimitedで本がダウンロードし放題になったり、amazonプライムやhulu、Netflixなどで映画や動画を見放題のサービスもあります。また、Apple MusicやLINE Musicなど音楽聞き放題サービスもあり、これまでデータ通信量を気にして使わなかったサービスも、モバイルWiFiルーターを使い始めたことをきっかけに使い始めることもあると思います。データ通信量を気にしながら動画や音楽を見たり聴いたりするのはとてもストレスですし、通信量を気にしている時間が勿もったいないです。モバイルWiFiルーターは無制限プランがあるものを選ぶ方がオススメです。
速度制限時の通信速度も重要
モバイルWiFiルーターを選ぶ際に、次に重要なのが速度制限を受けた際の通信速度です。
WiMAX/Ymobileでは3日間、ドコモでは月間で一定以上のデータ通信量を超えてしまうと、通信速度が制限されてしまいます。
速度制限後の通信速度は、
- WiMAX/Ymobile⇒1Mbps程度
- ドコモ⇒128Kbps
となっています。
スマホでWebサイトや動画を見たりする上で、通信速度が300Mbpsと400Mbpsではさほど変わりませんが、1Mbpsと128Kbpsでは全然できることが違うので注意が必要です。
ブログやTwitter,Facebokなどを快適に見れる最低ラインの通信速度は1Mbpsで、1Mbps以下だとネットを時々利用していて止まってしまうことが多いと言われています。
通信速度別に見ると、以下のようになり、
- 128Kbps⇒Eメール/LINE
- 500Kbps⇒Eメール/LINE/youtube(低画質)
- 1Mbps⇒Eメール/LINE/youtube(中画質)/WEBサイト
- 3.5Mbps⇒Eメール/LINE/youtube(中画質)/youtube(超高画質)/WEBサイト
128Kbpsでは、WEBサイトのリンクをクリックしても、ページを開くのに通常の10倍くらい時間がかかり、基本的には、EメールとLINE以外は使えなくなってしまいます。
一方、WiMAX/Ymobileでは、3日間で10GB以上利用すると、速度制限を受けるものの、通信速度は1Mbpsは確保されるため、どれだけ使っても、ペナルティとしては超高画質の動画が一時的に見れなくなるだけです。
1Mbpsあれば、TwitterやFacebookやブログや、普通の画質のYoutubeを観るの分には全く問題ないです。
YmobileやWiMAXは無制限プランがあるとはいえ、あまりに大量に使いすぎてしまうと速度制限を受けてしまいます。しかしながら、ついついネットを使いすぎてしまい速度制限を受けてしまったとしても、通信速度もそこまで遅くならず、ネットがぎりぎり快適に使える1Mbpsは確保されます。たとえ速度制限を受けてもWiMAX/Ymobileなら、動画視聴、SNS、ブログなどを観る分には支障はないので安心です。
なお、WiMAX/Ymobileで、3日間で10GB利用しても、速度制限を受けるのは、
- WiMAX⇒3日間のデータ通信量を超えた日の翌日18時~翌2時の8時間
- Ymobile⇒3日間のデータ通信量を超えた当日18時から翌日1時間までの7時間
のみだけなので、速度制限を受けても、わりとすぐに回復するところもポイントです。
スマホや光回線とのセット割も重要
次に重要になってくるのは、スマホや光回線とのセット割です。
意外と見落としがちなのですが、毎月500円~1,000円程度の割引額があり、年間に直すと6,000円~12,000円と結構な額が変わってきます。
たとえば、
- auのスマホを持っている方なら、WiMAXが最大934円割引⇒auスマートバリュー
- ワイモバイルのスマホを持っている方なら、PocketWiFiが500円割引⇒家族割引サービス
などがあります。
ちなみに、ワイモバイルの割引は家族割引サービスとネーミングされていますが、別に家族ではなくても、本人が複数回線を契約していると適用される割引サービスです。
もし、通信キャリアにこだわりがないようでしたら、スマホや光回線とセットにして毎月の支払いを節約するという方法もよいかと思います。
意外と重要な通信エリア
最後に、意外と重要なのが、この通信エリアです。
私はWiMAXを使っているのですが、普段大阪の環状線の内側で使っているにもかかわらず、自宅でWiMAX2+に接続されず、WiMAXの低速通信に落ちてしまうことが多々あります。
中心地でも意外と電波状況が悪かったり、ビルや建物の中で電波が入りづらいことがあるので、自分の住んでいる地域でしっかり使えるかを判断しないといけません。
ちなみに、電波でいうと、docomoのモバイルWiFiルーターが最強です。
山間部でも、地下や移動中でも、一番つながりやすいのは、docomoのモバイルWiFiルーターであることは間違いありません。
特に、地方の山間部にお住まいの方は、残念ながらWiMAXやワイモバイルが入らないことが多々ありますので、docomoを選択されるしかないかもしれません。
次に、通信エリアが広いと思われるのは、YmobileのPocketWiFiです。
こちらは、AXGPとよばれる2.5GHz帯だけでなく、ソフトバンクの持ついわゆるプラチナバンドと呼ばれる900MHzが利用できます。
電波というのは、周波数が低いほど、遠くに飛ぶという性質と、建物や障害物を回り込むという性質があります。
2.5GHz帯は、現在モバイル通信で国内で使われている周波数帯では最も高い周波数帯で、一番建物の中や地下に弱い周波数帯なのですが、Ymobile(ワイモバイル)の場合、プラチナバンドやLTE(1.7GHz帯や2.1GHz帯)を補完的に使えるので、エリアは問題なく使えると思います。
一番注意が必要なのは、UQコミュニケーションズのWiMAXです。
基本的には、WiMAXと呼ばれる2.5GHz帯しか使えません。
auのプラチナバンドを含むLTEを利用しようと思うと、オプションで追加料金を払う必要があります。
上記でも説明しましたが、WiMAXが利用している2.5GHz帯は、建物の中や地下、高層階などに弱いと言われています。
なので、都心で利用しようと思っている方でも、その場所の状況などをしっかりチェックする必要があります。
もちろん、過度に心配することはありません。
最悪LTEオプションも使えるので、ひとつの方法としては、auのスマホを持っている方にしっかり使えるかチェックしてもらいましょう。
auのスマホが使えれば、最悪LTEオプションでカバーすれば普通に使えるということなので、安心してWiMAXを購入されればよいかと思います。
もしくは、WiMAXを無料で15日間お試しできる「Try WiMAX」を利用してもよいかもしれません。
それでも心配な方や、どうしても追加で料金を払うのが嫌だという場合は、残念ながらWiMAXをあきらめてYmobileのPocket WiFiにした方が無難でしょう。
後ほどプロバイダの選び方で解説させて頂くように、結論的には、キャッシュバックを含めて考えると、YmobileよりもWiMAXの方が安く、モバイルWiFiルーターを持つことができます。しかしながら、WiMAXの電波が繋がらないのでは安い意味もあまりありません。ところが、UQモバイルのプロバイダの内、GMOとくとくBBについては、申し込みから20日以内ならキャンセルが可能です。WiMAXのピンポイントエリア判定が、申し込み住所で「○」であれば、WiMAXを試して使うことができるので、通信エリアが不安な方は、GMOとくとくBBから申し込むのがオススメです。15日間無料でお試しできる「Try WiMAX」のように15日経ったら返却というルールでなく、通信エリアに問題なければそのまま使えばよいので手間も少ないです。
以上、通信キャリアを選ぶ際に、ポイントとなる3点について説明してきました。
まとめとして、それぞれのキャリアをオススメするのはどういう人かを解説しておきます。
UQ WIMAXをオススメする人
まずは、UQ WiMAXです。
- auのスマホを持っている方
- 比較的都会や人の集まっているエリアにお住まいの方
- 月間無制限にデータを使いたい方
- 上りの通信速度を重視しない方
といった方には、UQ WiMAXをオススメです。
Ymobileをオススメする人
次は、YmobileのPocket WiFiです。
- 月間無制限にデータを使いたい方
- WiMAXの電波が届かないエリアでお使いになる方
- テレビチューナー付きの端末がほしい方
- Ymobileのスマホや光回線を契約している方
- 上りの通信速度も重視する方
には、Ymobile(ワイモバイル)がオススメです。
docomoをオススメする人
最後は、docomoのモバイルWiFiルーターです。
- とにかく下りの最高速度を追求したい方
- 山間部や田舎のエリアでも使いたい方
にオススメです。
docomoのモバイルWiFiルーターは月額料金が高く、無制限プランがないので、正直あまりオススメしませんが、ネットワークの質が一番よいのはたしかです。
速度やエリアにこだわりたい方は、docomoをオススメします。
端末の選び方
次に、通信キャリアが決まると、端末を選ばなければなりません。
UQ WiMAX、YmobileのPocketWiFi、docomoのモバイルWiFiルーターでそれぞれ端末の特徴を紹介しておきます。
正直なところ、通信キャリアの選択は非常に重要ですが、端末の選択はそんなに神経質にならなくてもよいかと思います。
UQ WiMAXの端末
端末名
WiMAXでは、2017年8月現在、下り最大440Mbpsが出る主力端末、下り最大370Mbpsの端末、下り最大220Mbpsの端末の3機種あります。
- Speed Wi-Fi Next WX03(下り最大440Mbps)
- Speed Wi-Fi Next W03(下り最大370Mps)
- Speed Wi-Fi Next WX02(下り最大220Mbps)
Speed Wi-Fi Next W02Speed Wi-Fi Next W01Speed Wi-Fi Next WX01
選ぶとすると、この3種類からとなりますが、それぞれ以下のような特徴があります。
WX03 | W03 | WX02 | |
最大通信速度 | 440Mbps | 370Mbps | 220Mbps |
WiMAX2+ | ◎ | ◎ | ◎ |
au 4G LTE | × | ○ | × |
WiMAX | ○ | × | ○ |
重さ | 110g | 127g | 95g |
サイズ | W95× H62× D9.3mm |
W120× H62× D11.4mm |
W110× H66× D9.3mm |
色 | ホワイトゴールド、 ディープブルー |
オレンジ、 ホワイト |
マッドブラック、 パールホワイト、 マゼンタ |
どの端末もそんなに違いはありません。
もちろん、テクノロジーとしては、キャリアアグリゲーションで下り最大220Mbpsを実現しているW03と、4×4MIMOで下り最大220Mbpsを実現しているWX03とWX02の違いはありますが、ユーザーとしてはそんなに違いはないかと思います。
ただ、もちろん、速いほうがいいという方は、WX03がお勧めですが、それでもWX03やW03で下り440Mbpsや下り最大370Mbpsがでる場所は限られているので、基本的にはどの端末も多くのエリアで使えるのは下り最大220Mbpsとなります。
エリア的には、WiMAXが使えるWX03とWX02が若干有利ですが、W02だとau 4G LTEがオプションで使えますので、どの端末を選んでもそれなりに地方でも使えるようになっています。
また、WiMAXの端末の大きな特徴が、非常にコンパクトで持ち運びがしやすい点にあります。
どの端末も名刺サイズです。
軽いですし、特に持ち運びが多い方には、ワイマックスの端末はとてもオススメです。
いろんなサイトで細かい違いを比較しているところがありますが、この3機種では使い勝手にはそんなに違いはないと思います。
どれを選んでもいいと思います。
好きなデザインのものを選びましょう。
■一番オススメのWiMAXはこちら
Ymobileの端末
Ymobileの現在の主力端末は、Pocket WiFi 502HWの1機種です。
スペックは、以下の通りです。
サイズ | W104×H60×D18.3mm |
重さ | 150g |
連続通話時間 | 約10時間 |
連続待機時間 | 約850時間 |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
無線LAN | a/b/g/n/ac |
同時接続可能台数 | 10台 |
通信方式 | LTE / AXGP |
最大通信速度 | 下り最大187.5Mbps |
対応周波数帯 | 900MHz、1.7GHz、2.1GHz、2.5GHz |
特徴は、テレビチューナー機能が搭載されていること。
お持ちのiPhone, iPadなどのスマホやタブレットでテレビが視聴できます。
もちろん、テレビ視聴はデータ通信ではないので、無料で毎月テレビは見放題です。
バスや電車、新幹線での移動が多いビジネスマンには、非常に便利な暇つぶしです。
また、端末暇つぶしだけじゃなく、利用シーンによってはスポーツ観戦しながらテレビをみたり、移動中に気になるマーケットの情報を把握したり、利用方法はいくらでもあります。
■一番おトクなYmobileのPocket WiFiはこちら
docomoの端末
docomoの下り最大300Mbpsが出る最新端末は、Wi-Fi Station N-01Hの1機種です。
他にも下り最大225Mbps対応のWi-Fi Station NW-02GやWi-Fi Station L-01Gもありますが、最新端末でしか下り最大300Mbpsはでないので、選ぶとするとWi-Fi Station N-01Hの1機種ですね。
国内のモバイルWiFiルーターで、下り最大300Mpbsが出るのは、docomoのこのWi-Fi Station N-01Hだけです。
どこまでも早い速度を求める方には最適です。
Wi-Fi Station N-01Hのスペックは、以下の通りです。
サイズ | H63mm×W115mm×D11.0mm |
重さ | 117g |
最大通信速度 | 300Mbps |
対応周波数帯 | 800MHz、1.5GHz、1.7GHz、2.1GHz |
バッテリー容量 | 2500mAh |
連続待受時間 | 約1,180時間 |
連続通信時間 | 約13時間 |
プロバイダの選び方
最後は、プロバイダの選び方です。
ワイマックスやポケットWiFiを選んだ方は、本家本元のUQコミュニケーションやワイモバイルと契約する選択の他に、同じ回線かつ同じ端末で本家本元とは別のプロバイダーと契約することもできます。
そうすると、何がメリットなのかというと、高額なキャッシュバックがつくことがあるのです。
同じ回線を同じ端末で契約して、数万円のキャッシュバックがつくなら、プロバイダーで契約した方がおトクですよね。
じゃあどこがよいのかというと、オススメはワイマックスでもPocket WiFiでもキャッシュバック額が最高額で評判の「GMOとくとくBB」です。
プロバイダーの信頼性も、東証1部上場企業のGMOが提供しているため、安心できます。
ただし、本家本元ではないプロバイダーは、注意する点があり、正直オススメしません。
こちらの記事でも書きましたが、キャッシュバックが結局もらえなかったという方が続出しています。
高額なキャッシュバックなため、できるだけ離脱率をあげようと、プロバイダー側も試行錯誤してきます。
たかが数万円をもらうために、気を付けないといけない労力が計り知れないので、正直オススメできません。
若干キャッシュバック額は見劣りするかもしれませんが、本家本元のUQコミュニケーションズやYmobileで契約することを私はオススメしています。
SIMフリーのモバイルWiFiルーターはオススメ?
モバイルWiFiルーターは、WiMAX/Ymobileで購入する以外にも、AmazonなどでSIMフリーのモバイルWiFiルーターを購入する方法もあります。
SIMフリーのモバイルWiFiルーターを利用するのはとても簡単で、
- AmazonでモバイルWiFiルーターを購入する
- 格安SIMでデータ通信専用SIMを契約する
というだけです。
モバイルWiFiルーターの端末代金、格安SIMの月額基本利用料などはそれぞれ、以下のようになります。
端末代金
モバイルWiFiルーターの端末は以下のような端末があり、端末代金は、大体一万円前後が相場となっています。
- Huawei SIMフリーモバイルwi-fiルーター E5577S:9,572円
- Aterm MR05LN 3B:16,800円
- NETGEAR WiFi LTE モバイルルーター:10,600円
モバイルWiFiルーターの端末自体はどれも性能はほとんど同じなので、気に入ったデザインのものを選べばよいと思います。
Aterm MR05LN 3Bは、クレードルというモバイルWiFiルーターを置くための台が付いているタイプで、ちょっと値段が高いです。
いずれもSIMフリー端末なので、旅行や出張で海外に行った際に、現地でプリペイドSIMカードを購入すれば、海外でも利用できるというメリットがあります。
月額基本利用料
モバイルWiFiルーターに挿すSIMについては、データ通信専用SIMを契約します。
最近では、格安SIMでも、大手キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク)と同じように、20GBや30GBといった大容量のプランが選べます。
契約者数が多く、月額基本利用料が比較的安い楽天モバイルの場合、以下のような料金プランとなります。
- ベーシックプラン⇒645円
- 3.1GBプラン⇒1,020円
- 5GBプラン⇒1,570円
- 10GBプラン⇒2,380円
- 20GBプラン⇒4,170円
- 30GBプラン⇒5,520円
WiMAXやYmobileと違って、細かくデータ通信量を選ぶことができますが、無制限プランはありません。
格安SIMだと月額基本料が安いイメージがありますが、20GBプランや30GBプランを契約するなら、WiMAXやYmobileのポケットWiFiを利用する方が安いです。
ただし、データ専用SIMの場合は、契約した月から解約可能となっていて、契約期間が短いというメリットはあります。
SIMフリーのモバイルWiFiルーターをオススメできる人、できない人はそれぞれ以下のようになります。
オススメできる人
- 契約期間にとらわれずに、利用したい方
- 海外出張などで、現地のSIMカードを挿して、利用したい方
- 通信エリアの広いドコモのSIMを格安で利用したい方
オススメできない人
- 無制限プランを利用したい方
- 昼間のオフィス街などで通信速度が遅くなっては困るという方
SIMフリーのモバイルWiFiルーターを格安SIMで利用すると、いつでも解約できたり、SIMを現地のものに変えれば海外でも利用できたりと手軽に利用できるメリットはあります。しかしながら、やはり格安SIMということで昼間のオフィス街などでは通信速度が遅くなったり、WiMAXやYmobileのように使い放題でないというデメリットもあります。固定回線の代わりなど普段使うモバイルWiFiルーターとしては、通信速度が安定していて、データ通信量のことを考えずに使えるWiMAXやYmobileをオススメします。
ちなみに、U-mobileでは無制限プランがありますが、3日間で2GB以上利用すると速度制限を受けるという制約があります。
また、速度制限を受けた際の通信速度は200Kbpsと非常に遅く、WiMAXやYmobileの無制限プランと違って、使い放題という感じではありません。
では、通信速度の速いUQモバイルはどうかというと、UQモバイルには、料金プランが3GBプランと無制限プランの2種類しかありません。
そしてUQモバイルの無制限プランは、通信速度が最大でも1Mbps程度しか出ず、WiMAXやYmobileのモバイルWiFiルーターで速度制限を受けた状態の通信速度と同じになります。
つまり、格安SIMの無制限プランは、速度制限にかかりやすくなっており、ガンガンネットを使うには不向きになっています。
モバイルWiFiルーターとテザリングはどちらがオススメ?
実は、格安SIMを利用するなら、SIMフリーモバイルWiFiルーターではなく、スマホのテザリングを利用する方がオススメです。
スマホのテザリングであれば、楽天モバイルの端末+SIMカードのセット販売キャンペーンを利用できて、端末代も安く抑えられます。
たとえば、ZenFoneGoだと端末代が7,800円になり、モバイルWiFiルーターを購入するよりも安いです。
テザリングは、音声通話SIMで契約しても、データ通信専用SIMで契約しても、月額無料、申し込み不要で利用できます。
格安SIMを利用するなら、SIMフリーのモバイルWiFiルーターよりも格安スマホを利用する方がオススメです。スマホのテザリングの方が、端末代も安いですし、荷物も減らせます。ただし、格安スマホでテザリングを利用する場合も、やはり速度制限の制約はあり、20GB/30GBなど大容量で利用した場合はWiMAXやYmobileよりも割高です。データ通信量を気にせず、動画や音楽などを楽しみたい方は、WiMAXやYmobileの方がオススメです。
レンタルのモバイルWiFiルーターを利用する方法
モバイルWiFiルーターは、レンタルをすることも可能です。
レンタルには二種類あって、一つは、一時的に出張などで日本に帰国される方など向けの、国内用のモバイルWiFiルーターのレンタルです。
もう一つは、海外旅行や海外出張で、現地で利用できる海外用のモバイルWiFiルーターのレンタルです。
日本国内用のモバイルWiFiルーター
WiFiレンタル本舗
- 機種:WiMAX/ワイモバイル
- レンタル料金:430円/日〜
- 受取可能な空港:国内の主要な空港(成田、羽田、中部国際、関西国際など)
- 受取方法:WiFiレンタル本舗公式サイトから事前申し込み後、各空港で受け取り
WiFi-HIRE.com
- 機種:WiMAX/ワイモバイル
- レンタル料金:3日間2,680円〜
- 受取可能な空港:国内の主要な空港(成田、羽田、中部国際、関西国際など)
- 受取方法:WiFi-HIRE.comから事前申し込み後、各空港で受け取り
auWiFiWALKER
- 機種:au
- レンタル料金:690円/日〜
- 受取可能な空港:国内の主要な空港(成田、中部国際、関西国際など)
- 受取方法:auWiFiWALKER公式サイトから事前申し込み後、各空港で受け取り
海外用のモバイルWiFiルーター
フォートラベル GLOBAL WiFi
- レンタル料金[韓国の場合]:3日間1,110円(1日250MBまで)〜
- 受取可能な空港:国内の主要な空港(成田、羽田、中部国際、関西国際など)
- 受取方法:フォートラベル公式サイトから事前申し込み後、各空港で受け取り
グローバルWiFi
- レンタル料金[韓国の場合]:3日間1,140円(1日250MBまで)〜
- 受取可能な空港:国内の主要な空港(成田、羽田、中部国際、関西国際など)
- 受取方法:グローバルWiFi公式サイトから事前申し込み後、各空港で受け取り
Wi-Ho(ワイホー)
- レンタル料金[韓国の場合]:3日間1,155円(1日250MBまで)〜
- 受取可能な空港:国内の主要な空港(成田、羽田、中部国際、関西国際など)
- 受取方法:Wi-Ho(ワイホー)公式サイトから事前申し込み後、各空港で受け取り
海外用のモバイルWiFiルーターについては、上記のようにどこの業者も、1日に利用できるデータ通信量が制限されているので注意が必要です。無制限プランにした場合、1日1,200円以上のレンタル料金がかかるところが多く、結構高めです。とはいえ、モバイルWiFiルーターをレンタルすると、海外も国内でレンタルするのと同じくらいの料金がかかるので、手続きの負担を考えると、国内の空港で済ませてしまった方がよいと思います。
まとめ
以上、モバイルWiFiルーターを購入する前に、検討するべき全てのポイントを解説しました。
みなさん、それぞれの使い方や使う場所によって、どの通信キャリア、端末、プロバイダーがよいかは変わると思います。
私は、いろいろなことを考慮して、UQコミュニケーションズのWiMAXを契約しました。
もちろん、こちらの記事にも書いたように不満な点はありますが、総じて満足しているのは、今回紹介したポイントを全て考えた上で選んだからだと思います。
ぜひ、みなさんのモバイルWiFiルーター選びの参考にしてみてください。
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